エンゼルス大谷翔平投手(24)の打者復帰は、開幕には間に合わない見通しとなった。1月31日(日本時間2月1日)、ビリー・エプラーGMが電話でメディア対応し、明かした。一問一答は以下の通り。

-大谷の現在の状況について

エプラーGM 翔平はエラトロッシュ医師の検査を受けて、状態はすごく良いと診断された。肘の可動域も良好。これまでは下半身と、左半身を重点的に強化してきたが、今後は左右両方ともトレーニングが出来るようになった。実際に明日から始めることになる。

-バットを振れるということか

エプラーGM まだ今は振れない。右半身に関して今はステージ1の段階。今は右半身の力を少しずつつけていって、通常の状態に戻ったら、次のステージ、例えばスイングだけ出来るようになると思う。

-開幕には間に合うのか

エプラーGM 今の段階で明らかなことは、開幕ではプレーできないということ。それ以上のことや、今後のタイムラインについては、多くの段階、つまりステップ1、2、3などという過程があるので今は分からない。

-直近の検査はいつだったか。2月13日(日本時間14日)のバッテリー組のキャンプ開始には大谷はいるのか

エプラーGM 検査は新人王授賞式(1月26日)の前。彼はバッテリー組の合流日(2月12日)の少し前に来て状態をリポートするだろう。バッテリー組と一緒に練習は開始するが、彼が出来ることをやっていくこととなる。

-打者復帰に向けて、マイナーリーグの試合には出ていくのか

エプラーGM 今の時点ではまだ早いので分からない。試合に出られるまでの状態になった時点で、いろいろなオプションを考えていきたい。

-リハビリスケジュールに関して、昨年末から変わった点はあるか

エプラーGM 復帰していくまでにはいろいろなステップがある。例えば、スイングだけ、ティー打撃、トス打撃、上から投げるボールに対しての打撃練習、マシン打撃、いろいろあるし、また投手としてのリハビリもある。投げる段階のステップも踏んでいかないといけないし、我々としては一度に2つの新しいことをやらせるようなことはしないで、1つずつステップを踏んでいきたい。

-次回の検査はいつか。その後、復帰へのタイムスケジュールが明確になるのか

エプラーGM 現時点では次の検査のアポイントメントというのはない。今後は、キャンプ入りすれば医師も周囲にいるし、定期的にチェック出来る。メディカルスタッフ、球団トレーナー、コンディショニングコーチ、それぞれの客観的なデータを総合して、また翔平自身のフィードバックを聞いて、経過をみながらステップを踏んでいく。そういうものがない今の時点では、復帰までのタイムラインを描くのは難しい。