アストロズのジャスティン・バーランダー投手(35)が11日、現在のFA制度や球団が長期契約を渋る姿勢に苦言を呈した。

すでにキャンプインしている球団もある中、大物FAのブライス・ハーパー外野手(ナショナルズFA)やマニー・マチャド内野手(ドジャースFA)らが未契約の現状について、自身のツイッターで「100人ほどのFAがまだ契約していない。このシステムは壊れている」などと記した。

ダルビッシュ(カブス)らがキャンプ直前まで未契約だった昨オフに続き、このオフもFA市場が停滞。ハーパー、マチャドの他にも通算333セーブのキンブレル投手(レッドソックスFA)、15年サイ・ヤング賞のカイケル投手(アストロズFA)らが未契約。要因としてデータ分析の高度化や、ドラフト上位指名権を得るため積極的に補強を行わずチーム再建を図ることなどが挙げられるが、バーランダーは「ブライスやマニーと10年契約を結び、そこから再建をスタートしてもいいのではないか」と持論を展開した。

また、ジャイアンツのジェフ・サマージャ投手(34)も「年俸調停権を取得できる年数を1年早め、FAになる年数を早めるべき」と米メディアに話すなど、選手から不満が噴出している。