ヤンキースに所属する田中将大投手は、ナ・リーグへのDH制導入について不支持派のようだ。昨年6月のメッツ戦で走塁の際に両脚のハムストリングを痛め、1カ月の離脱を余儀なくされたものの、投手であっても打線に加わりたいとしている。

選手協会はDH制をナ・リーグにも導入することを提案しているが、コミッショナーのロブ・マンフレッド氏は複雑過ぎて今季中の導入は考えられないと話す。

こうしたなか、田中は12日に春季キャンプの施設で通訳を介し「確かに僕はケガを負ったけど、僕は9人でプレーする野球で育った。つまり、投手も打者としてプレーするということで、僕はそういう野球を心から楽しんでいた」とコメント。DH制導入には消極的な姿勢を見せた。