マリナーズ菊池雄星投手(27)がキャンプ3日目の14日(日本時間15日)、自主的に居残り練習を行った。天候の悪化が予想されたため、練習時間などが一部変更となり、軽めの調整となった。菊池は全体練習の遠投でも、1球ずつ握りを確認しながらスライダーをテスト。その後の個人練習は、平地ながら捕手が座った状態で48球の投球を行い、微調整を繰り返した。

「今日は感じも良かった。握りも工夫しながらやっています。スピンが弱かったので、スピンを掛けられるような握りを探している。トライアンドエラー(試行錯誤)を繰り返しながらやるしかない。必要な工程かと」。西武時代は、ほぼ同じ握りだったが、環境、気候も異なるメジャーの各地では随時対応も必要となる。「日本でも微調整はやっていた。そういう意味では特別なことではない」。15日(同16日)にイチローら野手組が集合。翌16日(同17日)から全メンバーでキャンプが始まる。(ピオリア=四竈衛)