エンゼルス大谷翔平投手(24)が、100%に近い状態でティー打撃を行った。

23日(日本時間24日)、2日連続でティースタンドに置いたボールを打つ(置きティー打撃)練習で調整。前日の20球から25球に増え、力の入れ具合も「ほぼ思い切り」という強度でスイングを行った。練習を振り返り「ほぼ不安なく出来た。打感(打った感触)も良かったし、外でフリー(打撃)をしたい気持ちになる」と口調も弾んだ。

順調にいけば、次のステップは下からトスされたボールを打つ、オーソドックスなティー打撃となる予定。「1週間単位か分からないですけど、それくらいかなと思います」と次週にも段階を上げる見通しを示した。一方で、首脳陣は慎重な姿勢。リハビリの調整スピードを上げることについて、オースマス監督は「二刀流という長期的なプランで、リスクをかけることはしない。スタッフ全員が準備OKと言えば、次のステップに進む」と話した。

この日からオープン戦が始まったが、大谷は試合を観戦せずに球場を後にした。順調なら5月ごろの打者復帰を期待されるが、「極端に言えば、明日のメニューをしっかりまず消化するというのが一番の目標」。焦らずにリハビリを進める。(テンピ=斎藤庸裕)