エンゼルス大谷翔平投手(24)が20年シーズン以降、二刀流として最大限に起用されるプランが浮上した。

1日(日本時間2日)、オースマス監督が万全な状態での起用法について言及。「先発なのでオプションは少ないが、おそらく6日ごととか、それくらいで投げるだろう。また、投げない日のほとんどは指名打者(DH)として打つ」とし、登板間隔が中5日となる可能性を示唆した。

昨年、ソーシア前監督の体制下では中6日で1週間ごとに登板。前後1日は欠場し、それ以外はDHで出場というスケジュールだった。昨季エンゼルスのGM補佐だったオースマス監督も事情を把握している。その上で「登板前日と翌日にDH、または代打で出場できるか、どれだけ彼を起用できるか、正確に判断したい」と新たな構想を明かした。ベーブ・ルース以来、100年ぶりの二刀流として特殊な道を進む大谷を「トレイル・ブレイザー(先駆者)」と表現。「我々も一緒に進んで学んでいく」と話した。

大谷はこの日、下からトスされたボールを打つ打撃練習を今キャンプ初めて行った。これまでのティースタンドに置かれたボールを打つ練習から、バッティングの段階も徐々に上がっている。ここまではスケジュール通りかと問われた同監督は「彼は前例がない患者みたいな感じ。決められたスケジュールはない」。新たな試みは続く。(テンピ=斎藤庸裕)