カブスのダルビッシュ有投手(32)が、オープン戦2度目の登板で、2回27球を投げ、無安打無失点、3奪三振の結果だった。最速156キロをマークした直球に加え、スライダーやスプリットにもキレがあった。

登板後の主な一問一答は以下の通り。

-前回登板からの課題をどれくらい修正できたか

ダルビッシュ 前回は直球も球速は出ていたけど、指にかかっていないという感じがあって、スライダーもちょっとコントロールが悪かった。今日はスライダーもコントロール良かったし、スプリットも空振りとれて、直球もすごい良かったので満足はしています。

-前回の登板前後から、しっくりきていなかったという意味ではどうか

ダルビッシュ 良かったと思います。スライダーが本来の自分のスライダーというか、ちゃんと空振りがとれる、バッターの目線を浮かせるようなスライダーを投げられたと思うので、それは良かったです。

-2回裏の味方の攻撃が長くなった。2イニングで切り上げた方が良いという判断だった

ダルビッシュ そうですね。いつまで続くか分からないし、(今年)初めての3イニング目なので、そこでガンガンいって、変に(体が)張るとか、嫌だったので。

-決め球が良かった

ダルビッシュ 左打者への直球だけちょっと引っかけて、ストライクとれていなかったですけど、それ以外は全体的に良かったと思います。

-右打者と左打者に対して投げる直球の感覚の違い

ダルビッシュ 右はやっぱり壁があるから、なんていうのかな、投げやすいんですよね。左ってやっぱり右側に壁がないから、ちょっと目標が定まらないというか、僕の中では難しい部分がある。そこをどうするかってところですよね。

-前回、球場に来るまでは緊張していたと言っていたが今回は

ダルビッシュ 全然大丈夫でした。多少はいつもと違うやつがあるけど、前回ほど、ヤバイ感じではなかった(笑い)。

-直球が指にかかるようになったのは、どこを修正した

ダルビッシュ タイミングとバランスですね。それがやっぱり合っていないと、足をグッと地面で踏んばるのとリリースのタイミングが合うと、バチッといくし、合わないと(ボールが)抜ける。

-投げていて気持ちが良かったのでは

ダルビッシュ まぁまぁかな。スライダーに関しては良かったし、スプリットも良かった。直球はそうですね、85点。スライダーは100点かな。スプリットも100点。

-次回に向けて、楽しみ

ダルビッシュ そうですね。あとは体が、肘以外の部分でもちゃんと改善していく部分があるので、そこをちゃんとしたいなと思います。