カブスのダルビッシュ有投手(32)が8日(日本時間9日)、本拠地メサで特別ルールの紅白戦に登板し、4回、打者14人に対し、1安打無失点1四球3奪三振と好投した。球数は57球。

1回1死から四球を与えて以降、9打者連続凡退。あまりに快調なペースだったため、首脳陣の指示で、途中から二塁に走者を置いて投球するほどだった。直球、カーブ、スライダーのほか、カットボール、スプリット、さらに超スローカーブをテストするなど、余裕たっぷりのマウンド。その超スローカーブで空振り三振を奪った際には、マドン監督も笑顔を浮かべてうなずく光景もあった。

登板後のダルビッシュはスローカーブについて、「あれしかないかと。あれはみんな喜ぶんです」と笑顔で振り返った。

また、「これから疲れもたまってきたりするかもしれないので、それに対応できるようにしたいと思います」と、開幕までの調整に目を向けていた。