エンゼルス大谷翔平投手(24)が11日(日本時間12日)、3日ぶりのキャッチボールで投手としての調整を行った。

約9~12メートルの距離で35球、クールダウンを含めて合計65球、腕を振った。

8日(同9日)に、右肘内側側副靱帯(じんたい)の再建手術(トミー・ジョン手術)後では初めてキャッチボールを行い、その後2日間はスローイング練習をしていなかったが、この日から再開。ソフトトス(下から投げられたボールを打つ)打撃を25球、スタンドに置かれたボールを打つ、置きティー打撃を15球スイングし、打者としての調整も行った。

今後は週に3回ほどのペースで投球練習を行っていく予定で、投手としてのリハビリと並行し、程度を調節しながら打撃練習も行っていく予定だ。打撃の次のステップは、チームスタッフが前から投げたボールを打つ練習となるが、時期についてオースマス監督は「分からない」と話した。

またこの日、エンゼルスは大谷を含む22選手とメジャー契約を結んだことを発表した。地元紙オレンジ・カウンティレジスターによれば、大谷の今季年俸は65万ドル(約7200万円)。昨年は二刀流として活躍し、ア・リーグの新人王に輝いた。メジャー2年目の大谷は年俸調停の権利がなく、メジャー最低年俸54万5000ドル(約5995万円)から微増にとどまった。