マリナーズ菊池雄星投手(27)が、終始笑顔でメジャー1年目のキャンプを総括した。

登板予定だった前日のオープン戦が雨天中止となったため、特別ルールの紅白戦に登板。ゴードン、ハニガーら主力、マイナー選手相手に、5回相当、打者18人に対し、4安打無失点2四球5奪三振だった。メジャー通算380本塁打のエンカーナシオンから2三振を奪ったほか、課題のチェンジアップで空振りを奪うなど、収穫十分の72球となった。

新天地での約1カ月間のキャンプは、新鮮な発見ばかりだった。「あっという間に過ぎて、毎朝球場に来るのが楽しみでしようがなかったです。休みが欲しいと思ったことは一度もなかった。早く朝になってくれないかと思いながら楽しく過ごせました」。

21日に東京ドームで行われる開幕2戦目がメジャーデビュー戦。「皆さんが投球を楽しみにしてくださっていると思うので、その責任に応えられるように、しっかりと対応しながらいい調整をしたいと思います」。抱負を語る表情は、引き締まっていた。