3月20、21日に東京ドームでマリナーズと開幕戦を行うアスレチックスの選手のコメントを、14日付の地元紙サンフランシスコ・クロニクル電子版が紹介した。

昨季24本塁打を放ち、ゴールドグラブ賞と最優秀守備選手に選ばれたマット・チャプマン内野手(25)は、13年に大学米国代表として来日した経験を持つ。「当時は何も知らない19歳の子どもだった。何をすればいいのか、どこに行けばいいのかもわからなかった。今回はお寺に行ってみたいね。すしとラーメンも食べたい」と、日本文化を存分に体験するつもりだ。

昨季48本塁打でア・リーグ本塁打王に輝いたクリス・デービス外野手(31)は「おいしいラーメンを食べるのが好きなんだ。ランチもディナーもラーメン屋で食べるよ」と、無類のラーメン好きであることを明かしている。

アニメ好きのリアム・ヘンドリックス投手(30)は、ドラゴンボールとアディダスがコラボしたスニーカーを持参。「東京はアニメの本場だから、この靴は持って行かないとね」と話した。

昨季デビューしたビー・テーラー捕手(29)は、長年交際している彼女が日本在住だと明かした。2年前から英語教師をしており「彼女はとても楽しみにしているよ。2、3年前は僕のプレーを東京ドームで見られるなんて夢にも思わなかった」と興奮気味だ。

また、13年に当時アスレチックス2Aの中島宏之内野手(36=現巨人)と親しくなったライアン・ダル投手(29)は、当時を振り返り「彼は素晴らしいチームメートだったよ。楽しい思い出ばかりだ。ミッドランド(2Aのチーム名)でプレーした日本人は多分彼が初めてで、バス移動とか大変だったと思うけど、うまく順応していたよ」と話した。

同記事によると、遠征メンバーはスタッフ含め総勢160人。大リーグ機構により選手は1人当たり6万ドル(約660万円)、スタッフは5000ドル(約55万円)の遠征手当が付くという。