マリナーズのイチロー外野手(45)が、第一線を退く意向を球団に伝えたことが21日、関係者の話で分かった。

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イチローの歩み・米国編

◆01年4月2日 アスレチックス戦でメジャーデビューし、2安打。

◆同11日 アスレチックス戦で右翼から三塁への送球で走者を刺し、アナウンサーの「レーザービーム」が代名詞に。

◆同9月29日 アスレチックス戦でシーズン234安打とし、新人のシーズン安打記録更新。最終的に242安打を放ち、首位打者、最多安打、盗塁王。チームはメジャー最多タイの116勝で、新人王とMVPに。

◆02年9月22日 エンゼルス戦で史上6人目となる新人から2年連続シーズン200安打。

◆同11月 日米野球でMLBオールスターの一員として凱旋(がいせん)。7試合で31打数11安打。

◆03年9月20日 アスレチックス戦で56年ぶり3人目となる新人から3年連続シーズン200安打。

◆04年5月21日 タイガース戦で日米通算2000安打。

◆同8月26日 ロイヤルズ戦でメジャー史上初の新人から4年連続シーズン200安打。

◆同10月1日 レンジャーズ戦でシーズン258安打を放ち、ジョージ・シスラーが記録した257安打のシーズン最多記録を84年ぶりに更新。

◆同3日 レンジャーズ戦で安打数を262に更新。球団新の打率3割7分2厘で3年ぶり2度目の首位打者。

◆05年6月14日 フィリーズ戦でメジャー通算1000安打。696試合で達成は史上3位のスピード。

◆06年3月 第1回WBCの日本代表に選出。フル出場し、世界一に貢献。

◆07年7月10日 7年連続7度目の球宴で、史上初のランニング本塁打を含む3安打でMVP。

◆08年9月17日 ロイヤルズ戦でウィリー・キーラーのメジャー記録に並ぶ8年連続シーズン200安打。

◆09年3月 第2回WBCに出場。決勝の韓国戦で延長10回に決勝打を放ち、チームを2連覇に導く。

◆同3月31日 胃潰瘍のため初の故障者リスト(DL)入り。

◆同4月15日 DLから復帰したエンゼルス戦でいきなり満塁弾。日米通算3085安打とし、張本勲のプロ野球記録に並ぶ。翌日、3086安打に更新。

◆同9月6日 アスレチックス戦でメジャー通算2000安打。1402試合はアル・シモンズに次ぐ史上2位のスピード。

◆同13日 ヤンキース戦でメジャー新記録の9年連続シーズン200安打。

◆10年9月23日 ブルージェイズ戦で10年連続シーズン200安打。10度達成はピート・ローズに並ぶメジャー記録。

◆11年9月 184安打、打率2割7分2厘で、前年までのシーズン200安打、打率3割、オールスター出場、ゴールドグラブ賞獲得が10年でストップ。

◆12年7月23日 若手2投手とのトレードでヤンキースへ電撃移籍。背番号は「31」に。同日のマリナーズ戦に8番で先発し、4打数1安打。

◆13年6月25日 ヤンキース黒田、レンジャーズ・ダルビッシュが投げ合った一戦で、9回に4年ぶりのサヨナラ弾。

◆同8月21日 ブルージェイズ戦で日米通算4000安打。

◆15年1月27日 マーリンズと1年契約。背番号も「51」に。

◆同10月4日 シーズン最終戦のフィリーズ戦で、8回にメジャー初登板。1回を2安打1失点。

◆16年6月15日 パドレス戦で2安打し、日米通算4257安打に到達。ピート・ローズの持つメジャー通算安打記録の4256本を抜いた。

◆同8月7日 ロッキーズ戦で史上30人目のメジャー通算3000安打。16年目での達成はピート・ローズに並ぶ最速。

◆17年4月19日 セーフコフィールドでのマリナーズ戦でシーズン1号。日米通算25年連続での1発で、リッキー・ヘンダーソンが持つメジャー記録に並ぶ。

◆18年3月7日 マリナーズに5年半ぶりの復帰。

◆同5月4日 球団会長付特別補佐に就任。シーズン全戦欠場を発表。

◆同12月23日 自身が主催する学童野球大会で、日本球界復帰を否定。

◆19年2月16日 マイナー招待選手としてメジャー19年目のキャンプイン。

◆同3月14日 通算25打数2安打、打率8分でオープン戦終了。「(試合に)出られる状態にしたいね、早く」。

◆同20日 アスレチックス戦に「9番右翼」でスタメン。4回の守備から交代。