エンゼルス大谷がイチローへ、大谷流のリスペクトを示した。引退会見でレジェンドから「世界一の選手にならないといけない」とゲキを受けた。報道陣からの対戦したかったという思いはまだあるか、という質問への答えの中での言葉だった。「引退の会見で貴重な時間。その1つの質問がそんなのでいいのかなと。流しても良いような質問だと思う」と率直な思いを口にした。

もちろん大きな期待と激励は正面から受け止める。「これ以上ないくらいうれしい、光栄なこと。その言葉に恥じないように、しっかり結果を出していきたい」。この日は約15メートルのキャッチボールと室内での打撃練習を行い、投打で調整。打者として5月ごろの復帰が見込まれるが「4月に向けて僕はやっている。1日でも早く戻る気持ちをしっかり持って、練習することが大事」。世界一の選手になるために-。決意を新たにメジャー2年目のキャンプを打ち上げた。(テンピ=斎藤庸裕)