ドジャース前田健太投手(30)が6回2/3を被安打5、2四球で3失点と好投し、今季初登板で初勝利を挙げた。

1回表、いきなり1番ダイソンに右越え先頭打者弾を献上。それでも以降は丁寧にコーナー、低めを突く投球を続けた。

打線は1-1と同点だった3回裏に4得点。大量リードをもらった後も安定感のある投球を続けた。

4点リードの5回2死から8番アビーラに左越えソロを許したが、以降も落ち着いた投球を披露した。7回は先頭4番ジョーンズに中越えソロを献上。それでもきっちり試合を作り、8点リードの状態で、勝利投手の権利を持って降板した。

最速は93マイル(約149・7キロ)。決め球のチェンジアップがさえ、6個の空振り三振を奪った。

9番打者としても3回に悪送球を誘う犠打から勝ち越し劇を呼んだ。6回1死一塁ではバスターから左前に運ぶ二塁打で好機を拡大し、この回5得点に導いた。

試合は18-5でドジャースが大勝した。

前田は試合後「初登板で勝てたことが自分自身すごく大きい。いい初登板になったと思います。ソロホームラン3本はもったいないボールもあって、防げたホームランもあった。でも結果的にゲームを作ることができたので、よかったと思います。昨日は延長でたくさんリリーフを使っていた。7回途中まで投げられたことはいい登板だったんじゃないかなと思います」と話した。