ヤンキース田中将大投手(30)は、14日(日本時間15日)本拠地ホワイトソックス戦で今季4度目の先発マウンドに上がる。

前回8日(同9日)のアストロズ戦はバーランダーと投げ合い、6回1失点の好投も2勝目はつかず。ここまで防御率1・47と抜群の安定感を披露しながら、2戦連続で白星を逃している。それでもフラストレーションについては「ないですね。こういう投球を続けていくことが大事だと思うので」と冷静だった。

現在は抜け気味だったスプリットを修正中。登板前日の13日(同14日)はダッシュ、キャッチボールなどで汗を流し、ヤンキースタジアムまで駆けつけた巨人前監督の高橋由伸氏(野球評論家)と談笑する場面もあった。

チームはスタントン、セベリーノ、ヒックス、グレゴリアス、サンチェスら主力が故障離脱中。「シーズンを戦っていれば歯車がかみ合わない時もある。今はケガ人が多くてチーム状況がお世辞にもいいとは言える状況にない。そういう時にどれだけみんなでしっかり戦っていけるかが、後々大事になってくる」と大黒柱らしく力を込めた。(ニューヨーク=佐井陽介)