マリナーズ菊池雄星投手(27)が5度目の先発をしたが初勝利はならなかった。

初回2死から連続適時打を打たれ2失点。2回は先頭打者の2番Jラミレスに左翼スタンドへソロ本塁打を運ばれた。

その後は立ち直ったが、6回92球を投げて5安打3四球3失点、5奪三振で降板した。

過去4戦は好投しながらも未勝利だった。過去4試合の登板中、3試合で勝利投手の権利を得て交代しながら、救援陣が乱れてメジャー初勝利はお預けとなっていた。

菊池は3月21日、アスレチックス戦(東京ドーム)で米大リーグ初登板、初先発し4回2/3を投げ2失点で降板。初勝利はならなかった。8回の守備で退いたイチローに深々と頭を下げ「頑張って」と声をかけられると号泣。イチローの最後の試合となった。

29日のレッドソックス戦では強力打線を相手に6回3失点と好投も味方が9回に逆転され、メジャー初勝利は飾れなかった。

マリナーズは30日、菊池の父・雄治さんが、59歳で死去したことを公表。菊池は球団を通じ、「残りのシーズンを父にささげたいと思っています」とコメントしていた。

4月5日ホワイトソックス戦は5回7安打6失点も勝利の権利が生まれたが、味方が逆転を許し菊池の初勝利がまたも消えた。

10日ロイヤルズ戦は6回3失点と力投し5-3とリードした状況で交代し、メジャー初勝利の権利を持ってマウンドを譲ったが、リリーフが打たれて白星は得られなかった。