ヤンキースの先発左腕ジェームズ・パクストン投手は、宿敵クリス・セール投手とのライバル対決で終盤まで155キロ強の球速をキープし、8回を2安打2四死球で無失点。12奪三振の快投で今季2勝目を挙げた。

パクストンは「今までは何かを探しているような感覚だったが、今夜、その何かを本当に見つけられた気がする」とコメント。最後に昨季ア・リーグMVPのムーキー・ベッツ右翼手を抑えた後に、観客から大きな声援を送られた同選手は「ヤンキースタジアムであれほどの喝采を受けるのは、ほかのスタジアムでのものとは少し違う」と振り返った。

一方のセールは、約157キロまで到達する投球を披露したが、それでも5回93球を投げて、7安打4失点。今季4敗目(0勝)となった。セールは「私は今、最悪の状態。何が理由なのかよく分からない」と話し、「投球はましだったが、もっと良くする必要がある。結果を出さなければならない」と続けた。