ドジャース前田健太投手(31)が今季最短の4回を今季ワースト6失点で2敗目(3勝)を喫した。

ナ・リーグ最多の4勝目を狙ったマウンド。立ち上がりは制球が定まらない中、ストライクゾーンぎりぎりの球をボール判定されて苦しくなった。「ちょっと自滅に近いというか。自分のミスが多すぎた」と猛省した。

1回は1安打2四球で2死満塁に。6番コントレラスを2ストライクと追い込みながら「勝負を急いでしまった」。ボールゾーンに沈ませるはずのチェンジアップで三塁線を破られた。これが走者一掃の3点二塁打となり、初回だけで4失点。2回には3番リゾに左越え2ランも献上し、「自分の中でショックというかズルズルいってしまったのが反省するところ」と厳しい表情だった。

「あまり得意じゃない」という球場で3四球(申告敬遠を含む)を与え、今季ワーストタイの被安打7。「四球は自分自身でどうにかできる。投げている感じ、打たれている感じはそんなに悪くない。自分でためた走者をかえされただけ。四球を出さないようにしないといけない」。最後は次回登板に向けて強めに自戒した。(シカゴ=佐井陽介)