エンゼルス大谷翔平投手(24)が、7日(日本時間8日午前8時10分)、敵地デトロイトでのタイガース戦でいよいよ打者復帰する。

チームは6日の時点で15勝19敗、ア・リーグ西地区4位で首位のアストロズとは6ゲーム差。大谷の復帰で打線を強化し、巻き返しを図る。

オースマス監督は2日、大谷の起用法について「ほとんどの試合で指名打者(DH)で出場する」と明かした。昨年、打率2割2分2厘と分が悪かった左腕に対しても起用していく方針。ただ「休養日を与えるとしたら、左投手(が先発)の時」とも話した。7日から復帰なら残る試合数は128試合。そのうち8試合が、ナ・リーグのチームの本拠地開催でDHが使えないため、代打待機となる。また仮に1週間に1試合、休養日を設けるとした場合(ナ・リーグとの試合の週は除く)、シーズン終了までで12試合前後が休養となり、108試合前後のスタメン出場が想定できる。

昨年は9月4日から打者に専念。その後は相手先発の左右を問わず、全24試合に出場して97打席だった。1試合平均では約4・04打席。これを参考に今季を予想すると、スタメン出場108試合として4・04打席をかけると、約436打席。また、仮に15試合で代打出場したとして15打席をプラスすると、450打席前後の計算となる。

メジャーの規定打席は全162試合×3・1で、502打席が必要。全て想定の計算だが、残り試合で考えると、大谷の規定打席到達は厳しくなる。反対に規定打席に到達するためには、1試合平均4・04打席と想定すると、128試合中、124試合で先発出場する必要がある。

ただ、昨年は出場104試合で367打席、打率2割8分5厘、22本塁打、61打点。順調にいけば打席数を大幅に超えることとなり、昨年以上の打撃成績も期待できる。