エンゼルス大谷翔平投手が二刀流の“同志”のサヨナラ打に喜び、はしゃいだ。レンジャーズ戦の9回1死二塁、内野手&リリーフとして期待されるウォルシュが左前にポテンヒット。歓喜の輪に、大谷は一目散に加わった。

「終盤で逆転されて、ひっくり返したのはすごく大きい」。自身と同じ二刀流選手の一打に「素晴らしいものを試合レベルで発揮できている。勉強することもあると思う。そこを見ながら僕も頑張りたい」と刺激をもらった。

自身は「3番DH」で出場し、4回の一塁へのゴロで快足を飛ばして全力疾走。一塁到達タイム4・02秒(今季チーム3位)で内野安打とした。11試合連続出塁に「あんまり気にはしていないですけど、出塁するのも1つ仕事なので、それは大事」と話したが、打撃面ではタイミングの微調整が続く。8回の第4打席では内角球にバットを折られて凡退。「いろんな投手がいる中で、その間合いをしっかり詰めていくというところ」と課題を挙げた。

30日(日本時間31日)には花巻東高の先輩、マリナーズ菊池とメジャー初対戦の可能性がある。「まだ先なので、当たるか当たらないかも分からない。まず明日、しっかり(勝ちを)とることが大事」と目前の試合に目を向けた。(アナハイム=斎藤庸裕)