エンゼルス大谷翔平投手(24)が10日(日本時間11日)、ドジャース戦で快足を生かして逆転勝利に貢献した。スタメンから外れたが代打で出場。四球で出塁後、必死の走塁で決勝ホームを踏んだ。

3-3の同点で迎えた8回無死。大谷の快足が、流れを変えた。盗塁を警戒したド軍ケリーがけん制悪送球。大谷は左腕に送球を受けながらも二塁を陥れた。1死満塁からは三ゴロで本塁へスタート。フォースプレーだったが、送球が高くそれたスキに左手でホームの隅にタッチし、ビデオ判定の末、勝ち越し点を奪った。「滑った感じはセーフでした。(球審が)しっかり最後までジャッジしてくれてましたし、そこは良かったと思います」。

ド軍先発は韓国出身で最多勝、防御率争いのトップを走る絶好調左腕、柳賢振。前日まで大谷を3戦連続で左腕相手に起用した一方で、オースマス監督は「相性を考慮した」と説明。過去5日間、キャッチボールをしなかったことについては「トレーナーとは話していない。何も聞いていないということは異常がないと思う」と話した。なお、ド軍前田が先発する11日は、大谷をスタメンで起用する考えを明かした。(アナハイム=四竈衛)