ドジャース前田健太投手(31)がエンゼルス戦に先発し、5回途中3安打5失点4四死球4奪三振の内容で、3敗目(7勝)を喫した。

前田の黒星は、4月23日のカブス戦以来。

1回、簡単に2死を取った後、3番大谷と対戦。フルカウントからの6球目、時速134キロの甘いスライダーを右中間へライナーで運ばれた。

これでリズムが乱れたのか、連続四死球、守備シフトの逆を突かれた中前適時打で2点目。さらに7番ボアに中堅越えの3ランを浴び、一挙5点を失った。

2回は、2死一塁で再び大谷と対戦。フルカウントから137キロのチェンジアップで空振り三振に仕留め、無失点で切り抜けた。

3回は先頭打者に四球を与えたものの、冷静に後続を仕留めて無失点。

4回は3者凡退。

5回は、先頭トラウトを空振り三振に仕留めた後、2-5とリードされた状況で交代。続く大谷の第3打席の直前でベンチへ下がった。

球数は97球。

防御率は3・89。

試合後の前田は、大谷の本塁打について「少し裏をかこうとしすぎた。前回の対戦で投げていないボールを選択してしまった。(カウント)3-2から迷ったんですけど、ちょっと裏をかこうとしすぎたというか、ストライクゾーンで僕の中では勝負にいった球を打たれてしまった」と振り返った。

その一方で「今日対戦したラインアップの中でも、トラウトと翔平というのは特別な打者。なかなか対戦する機会はないかもしれませんけど、対戦できたということは楽しかったですね」と、さばさばした表情で話した。

試合は、ドジャース打線が15残塁と拙攻を繰り返し、反撃も届かず連敗を喫した。