観客動員で苦戦しているレイズが、フロリダ州タンパだけでなくカナダのモントリオールでも試合を主催する可能性が浮上してきた。

これはMLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏が20日、オーナー会議でレイズに本拠地分割に関する調査の幅広い許可が与えられたと発表したもの。コミッショナーはポストシーズンをどちらで開催するか、スタジアムはどうするのかなど詳細について語るのは時期尚早としている。

レイズのスチュアート・スターンバーグ・オーナーは「私の優先事項は変わらず、タンパに野球を残すこと」としつつ、「このコンセプトは真剣に検討するに値する」とも語った。

レイズは今季の地元開催での平均観客数が1万4546人で29位。先月のブルージェイズ戦では5786人という最少記録を更新した。

一方、モントリオールは1969年から2004年までエクスポズ(現ナショナルズ)が本拠地とした街。そのエクスポズは移転直前の2年間にプエルトリコのサンフアンで年間22試合を主催した実績がある。