ナショナルズは20日、オールスター戦によるブレーク期間中に、防護ネットの増設を行うと発表した。

これはナショナルズのオーナーであるマーク・ラーナー氏がファンへの書簡で明かしたもの。ラーナー氏は現在の防護ネットを透明性の高いネットに交換し、左右のフィールドの角に立つファウルポールの手前まで延長させると説明した。

ナショナルズのデーブ・マルティネス監督はこの方針に全面的に同意。「素晴らしいことだと心から思う。ファウルボールがどれくらいのスピードで飛び込んでくるか。それを人々が認識しているかどうか、私には分からない」と述べた。

メジャーリーグでは近年、ファンがファウルボールに当たって負傷する事故が起きているが、5月29日のアストロズ-カブス戦でも、カブスのアルバート・アルモラJr.外野手の放ったライナー性の鋭い打球が試合を観戦していた4歳の少女に当たり、少女が病院に搬送されるという事故が発生。安全対策に注目が集まっている。