エンゼルスのアルバート・プホルス内野手(39)が、古巣のファンの期待に応える13号ソロ本塁打を放った。4点を追う7回無死、右腕ハドソンの4球目、93・5マイル(約150・5キロ)のシンカーを捉えた。打球速度106・8マイル(約171・9キロ)、角度20度の弾丸ライナーで左中間スタンドへ。1点を返し、ベンチで仲間とハイタッチを交わすと、観客からスタンディング・オベーション。ベンチから出てヘルメットを脱ぎ、カーテンコールに笑顔で応えた。試合には敗れたが「特別なひとときだった」とうれしそうに振り返った。

前日21日、エンゼルスに12年から移籍して以降、初めて古巣カージナルスの本拠地でプレーした。3打席全ての打席でスタンディング・オベーションが起こり、3打数1安打で全力疾走の内野安打もマークした。この日も打席に入る前に毎回、同様の歓迎を受け、第3打席で本塁打。4万6711人の観衆も大盛り上がりの1発となった。

翌日の23日がカージナルス3連戦の最後となる。プホルスは「僕のためだけでなく、家族、また素晴らしいファンのために、よりいいものになることを願っている」と思いを込めた。