エンゼルス大谷翔平投手を序盤で代打起用する積極策は実らなかった。22日(日本時間23日)のカージナルス戦、3回無死一塁、大谷が日米を通じ最も早い回から代打で登場。先制点を狙いにいったが、三ゴロで凡退。得点には結びつかなかった。

オースマス監督は序盤で大谷を起用した理由を「右投手の時に使えるということと、走者がいたということ、その状況を有利に使いたかった」と説明。先発右腕ハドソンにぶつけたが、好結果は出なかった。

21日には7回1死一、二塁の場面で代打起用。左腕ミラーに対して見逃し三振を喫した。試合後半で投入されるリリーフ左腕を避けるため、相手の先発右腕が登板しているうちに大谷を起用する狙いだった。

またこの日は、エ軍の先発がオープナーの救援右腕。序盤の3回に打席が回った条件も重なり、試合早々の代打となった。大谷は今季代打で4打席立ち、3打数無安打となった。(セントルイス=斎藤庸裕)