マリナーズ菊池雄星投手(28)がエンゼルス戦に先発し、5回途中まで2安打3失点4四球3奪三振の内容で降板し、勝敗は付かなかった。

6月8日以来、メジャーで2回目となるエンゼルス大谷との対戦。前回は、本塁打を含む3打数2安打1打点と痛打された。

1回、マリナーズが1点を先制。

1回の菊池は、中飛、一飛と2死を取った後、大谷と対決。フルカウントからの7球目が外れ、四球を与えた。4番アップトンも歩かせたが、5番プホルスを遊ゴロに封じ、無失点でスタートした。

2回にマリナーズが1点を追加し、リードを2点に広げた。

2回の菊池は、先頭カルフーンにソロ本塁打を浴びた。2死後、四球を与えたものの、追加点は許さなかった。

3回、マリナーズが1点を追加。3-1とリードを広げた。

3回1死から大谷と2打席目の対戦。速球5球でカウント2-2と追い込み、6球目の時速138キロの外角スライダーで空振り三振に仕留めた。後続も空振り三振と3者凡退。

4回は3者凡退。

5回は四球と安打で無死一、二塁とピンチを招いた状況で交代した。その後、救援投手が菊池が残した2走者をかえしたため、3失点となった。

球数は87球。

防御率は5・01。

登板後の菊池は「5回のピンチを迎えた場面で交代。ああいう場面で任せたと、そう言ってもらえる投手に、これから信頼を得ていかないといけないなと、あらためて思いました」と話した。

また、大谷との対戦については「1発もあるので際どいところを攻めないといけない。その中での四球は仕方のないところで、2打席目はいい形でボール球を振らせることができたので、攻め方として良かったのかなと思います」と、淡々と振り返った。

試合は、マリナーズが競り負けて、球宴を挟んで4連敗。