6回表、アストロズの攻撃中、両軍にらみ合いの緊迫したシーンがあった。エ軍2番手のラミレスの3球目、抜けた直球が9番マリズニクの左肩付近を直撃。死球となった。

マリズニクは平然と一塁へと進んだ。その後、ラミレスの一塁けん制を挟んだ後、ア軍ベンチとエ軍の一塁手プホルスがにらみ合い。乱闘までは発展しなかったが、しばらく険悪なムードが続いた。

マリズニクは7日のエンゼルス戦の8回、右飛で三塁からタッチアップを試みた際、本塁への猛烈なタックルでエ軍の捕手ルクロイと激突。ルクロイは負傷退場し、翌日に脳振とうと鼻の骨折と診断された。

この日、9番中堅でスタメン出場したマリズニクは打席に入る度にブーイングを浴びた。死球後は、エンゼルスタジアムのファンから大きな歓声が上がっていた。