ヤンキース田中将大投手(25)が、ロッキーズ戦で今季7勝目(5敗)を挙げ、日本投手としては5人目となる日米通算170勝を達成した。

1回をわずか8球で3者凡退に打ち取る見事な立ち上がりで、5回まではわずか2安打無四球で1度も走者に二塁を踏ませず完璧な投球だった。

6回は1死から2連打、四球の後に4番アレナドに3ランを浴び、さらに2連打で追加点を与え、7安打5失点、3三振1四球で、味方の大量援護もあり白星を得た。チームはこれで5連勝となった。

日米通算170勝は、黒田博樹氏(203勝)、野茂英雄氏(201勝)、石井一久(182勝)岩隈久志(170勝)、松坂大輔(170勝)に続き6人目。

田中は「5回までは完璧だった。今年は本当に1イニングにまとめて、がたがたといくことが多い。170(勝)という数字を聞くと、そんなに勝ったんだなという印象はある」と話した。

ブーン監督は「今日はスプリットが非常に良く、スライダーと速球をうまく織り交ぜていた。最後の回はスプリットが曲がらなかったね。アレナドにそれを打たれた」と話した。