オリオールズは5-5として迎えた8回に、クリス・デービス一塁手が8号ソロを放って逆転に成功。その後トレイ・マンシーニ右翼手の2点適時打で相手を突き放し、勝利を収めた。

このところ不振が続き、この日も3度三振に倒れて18打数0安打となっていたデービスだが、パドレスの3番手マット・ストラーム投手から会心の一撃。「すごくいい気分だ。重要な場面でホームランが出たね。ここ数日間、そして今日も、調子を取り戻すのに苦労していた。いいスイングができて、ボールが飛んでいくのが見られて、いい気分だ」と満足感を口にした。

また、このところのスランプについては「きつかった」と語り、「開幕のころに比べて白髪が増えたような気がしていたよ。こうなることも予想はできたけど、どれだけ準備をしていても乗り越えるのは大変だ」と話した。

ブランドン・ハイド監督も「確かに彼は苦労していたが、われわれが巻き返しを図っていた終盤に逆転の1発が出た。素晴らしい気分だっただろうね。選手たちもとても興奮していた。彼にとっては大きかったと思うよ」と喜びのコメントを残している。