ヤンキース田中将大投手(30)がダイヤモンドバックス戦に先発し、5回途中まで5安打2失点3四球4奪三振の内容で、勝敗は付かなかった。

立ち上がりの1回は、2安打を許したものの、後続を丁寧に打ち取り、無失点でスタートした。

2回は2死から四球を与えたが、無失点で切り抜けた。

その裏、ヤンキースはトークマンの2ランで先制した。

3回は、1番からの好打順を3者凡退。

4回は連続四球、内野安打で2死満塁のピンチを背負ったが、最後は三ゴロで3アウト。この回だけで36球を要しながらも、無失点で踏ん張った。

ところが、5回無死から連続安打を浴び、交代を告げられた。救援投手が2者をかえしたため、田中の成績は2失点となった。

球数は82球。

防御率は4・78。

前回登板(7月25日=レッドソックス戦)は、4回を投げて自己ワーストの12失点でKO。今回は、スプリットの握りなどを修正してマウンドへ向かった。

試合後の田中は「自分が望んでいたような結果は出なかったですけど、ボールの動きだったり、手応えというのは、間違いなくいい方向に進み始めてるなと思いました」と、復調への手応えを口にした。

その一方で「ボールの選択で、もっといい選択があったんじゃないか。もう少し攻め方を変えたらよかったんじゃないかと思います」と、配球面で反省点を挙げた。

試合は、ヤンキースが終盤に逆転勝ちを収めた。