エンゼルス大谷翔平投手(25)が8日(日本時間9日)、レッドソックス戦に3番DHで出場し、3打数1安打だった。

初対決となった快速左腕セール相手の第1打席。内角速球に止めようとしたバットが当たり、ボテボテの打球が三塁線を抜け、幸運な二塁打となった。

試合はエ軍打線が、セールの前に8回まで2安打13三振と沈黙。母校花巻東の試合より短い2時間16分で今季6回目の完封負けを喫した。オースマス監督は「今日は彼(セール)がスイッチオンになっていた」と分析。最速158キロを計測した敵の左腕に脱帽した。

メジャー最古となる107年の歴史を持つ敵地フェンウェイパークは、大谷にとって初めての球場。試合前には、ファンのサインに丁寧に応じるなど、サービスも忘れなかった。今季ワーストの7連敗中と停滞しているだけに、次戦以降は打席でも敵地のファンを沸かせたいところだ。(ボストン=四竈衛)