インディアンスは25日、右手有鉤骨(ゆうこうこつ)骨折により、ホセ・ラミレス内野手を負傷者リスト(IL)に入れた。26日に手術が行われる予定で、ポストシーズンに向けて突き進むチームにとって痛手となった。

ラミレスは24日のロイヤルズ戦で初回に負傷。バットを振った際に手に違和感を覚え、即座に重傷だと思ったという。同選手は「チームが一丸となっているこの状況だから、余計にいやな気分だ。全員の貢献が必要な時だから、こんなことになって本当にいやな気分だよ」とコメントした。

ア・リーグ中地区で首位ツインズと3・5ゲーム差の状況にあるインディアンスは、ワイルドカード争いでもレイズ、アスレチックスと熾烈な戦いを繰り広げている。ラミレスの復帰時期は不明だが、9月の重要な時期に同選手を欠くことは確実となっている。

それでもテリー・フランコナ監督は「自分たちを哀れむか、反撃に転じ、今こそ自分たちが輝く時だと信じることを選ぶか、ふたつの方法がある。私は後者を選びたい」とコメント。ラミレスを失ったのは痛いが、それでチームの勝利が不可能となったわけではないと語った。(AP)