今季初の2日連続でベンチスタートとなったエンゼルス大谷翔平投手(25)が、打撃の現状について語った。

前日は8回に代打で空振り三振を喫し、今季最長の12打席連続無安打。「ヒットも出ていないですし、自分のスイングができていないのかなと。そこが一番じゃないかなと思います」と話した。

2日前のレッドソックス戦では8打数無安打、メジャーでワーストの1試合4三振を喫した。ボール球に手を出し、引っ張った当たりのゴロで打ち取られる打席も目立った。「納得できるアウトが少ない。そこじゃないかなと思いますね。そこが増えれば、必然的にいい結果が出ると思う。ボールの見え方としては見えていますけど、打ちにいったときに、ファウルになったりとか、空振りが多くなったりとか、そういうところじゃないかなと思っています」と現状を分析した。

相手バッテリーの攻めも厳しく、内角攻めに加え、高めの直球と低めの変化球のコンビネーションで打ち取られるケースが多く見られる。「インコースは得意な方なので、ある程度(打つゾーンが)広くてもいいのかなと思いますけど、高めに手が出たりとか、そういうのはよくないかなと思います。明らかなボールだったりするので」。内角のスイングゾーンを広げている一方で、高めのボールへのアプローチに関しては反省点を挙げた。

打者に好不調の波はつきもので、昨年も7月下旬に打撃の調子を落としたが、8月と9月で一気に状態を上げた。メジャー2年目、シーズン最後の9月で巻き返しを図る。「こういうこと(波があること)も含めて実力なのかなと。打てないのは技術がないということ。ただ単に引き出しがないので、よくなるまでに時間がかかったり、それは経験していくしかないと思いますね。これが、いい経験だったなと思えるような発見があればと思ってます」と前を向いた。