マリナーズ菊池雄星投手(28)がアストロズ戦に先発し、1日に自身3回目のノーヒッターを達成した2011年サイ・ヤング賞の剛腕、ジャスティン・バーランダー投手(36)とほぼ互角に渡り合う力投を見せた。

6回途中(5回0/3)5安打1失点2四球5奪三振で勝敗は付かなかった。

1回は2死から四球を与えたが、4番アルバレスを右飛に抑え、無失点で滑り出した。

2回は、2安打を許し1死一、二塁のピンチを背負ったが、後続を三振、右飛に仕留めた。

マリナーズ打線は3回、9番ゴードンの適時三塁打で1点を先制した。

3回は、1番からの好打順をいずれも内野ゴロに仕留め、3者凡退。

4回は1四球を与えたものの、3つのアウトをすべて三振で奪い、無失点。

5回は2死から1番アルテューベに二塁打を許したが、2番ブラントリーを左飛に抑え、無失点で切り抜けた。

6回、先頭のブレグマンに左翼へ同点ソロを浴び、続くアルバレスに安打を打たれたところで交代した。

球数は92球。

防御率は5・24。

試合は、マリナーズが競り負けて5連敗。今季の両軍の対戦成績は、マリナーズの1勝15敗。敵地では9戦全敗となった。

登板後の菊池は、アストロズ打線相手に過去2戦11失点と打ち込まれたこともあり、「今シーズンやられっぱなしだった相手に対してこういう投球ができたというのは、今後にもつながりますし、自信に少ししていい部分もあるのかなと思います」と振り返った。

また、今季18勝目を挙げ、サイ・ヤング賞の最有力候補に挙げられるバーランダーについては「存在感もすごいですし、ストレートは捕手がいなかったらバックネットまで行くんじゃないかな、という感じで横から見てました。ああいうストレートを投げたい、ああいう投手になりたいなと思って見てました」と、感嘆するばかりだった。