エンゼルス大谷翔平投手が9日(日本時間10日)、キャッチボールを再開し、スプリット解禁に向けて調整を進めた。

2日からの1週間は当初からの予定通りノースロー。8日ぶりに水原通訳を相手に軽めの投球を行った。

今後についてオースマス監督は「そろそろアップダウンを行って、全球種を投げる」と、ブルペンでイニングを想定し、スプリットを含めた全球種の投球練習を行う見通しを明かした。

大谷は右肘手術後、14度のブルペン投球を重ねてきた。変化球は8月17日にカーブ、同24日にはスライダーを解禁した。最近の投球プログラムでは週2度のブルペン入り。週初めは軽め、週末は強度を上げた投球を行っており、早ければ今週末にもスプリットを解禁し、段階を上げる。実戦を想定した投球練習の時期について同監督は「シーズン中になるかは分からない」と明言を避けたが、いずれにしても来季の二刀流復帰へ向けリハビリは順調だ。(アナハイム=斎藤庸裕)