ヤンキースは12日(日本時間13日)、タイガースとのダブルヘッダーに臨み、第1試合を10−4、第2試合を6−4で制した。多数の負傷者に悩まされながらもア・リーグ東地区首位につけているが、それぞれの試合で新たにケガ人が出ている。

第1試合では、指名打者のエドウィン・エンカーナシオンが3回に2ランを放ち、チームの勝利に貢献したが、左腹斜筋を痛めて7回に交代した。また、先発のJ・A・ハップ投手は4回2/3を投げたところで降板。球団によれば、同投手は左上腕二頭筋腱炎を起こしているという。

アーロン・ブーン監督はエンカーナシオンについて「彼は最初の打席で異常に気づいたと思う。確かに彼は第2打席で本塁打を放った。スイングは大丈夫だったが、せきをすると痛むようだった。軽傷であることを願っているが、検査を受けさせたい」とコメント。一方、ハップを5回まで投げさせなかったことについては、球数が理由であり、ケガのためではないと述べた。

第2試合では、ゲーリー・サンチェス捕手が左鼠径(そけい)部の張りで4回に交代。過去2シーズン、同様の故障で3度負傷者リスト(IL)入りしている同選手は、直前に今季初めての盗塁を試み、失敗していた。(AP)