カブスのアンソニー・リゾ一塁手が3回に右足首をひねって負傷交代となった。球団側はレントゲン検査では骨折が認められなかったと発表。ケガの程度を見極めるため、同選手は16日にMRI検査を受ける予定だという。MLB公式サイトが伝えた。

リゾは3回、トレバー・ウィリアムズ投手のバントを処理しようとした際に、右足首をひねった。なんとか一塁へ送球はしたものの、その後フィールドに倒れ込むと足首を抱えて悶(もん)絶。チームメートのジェーソン・ヘイワード中堅手とメディカルスタッフの肩を借りて、ベンチに戻った。

ナ・リーグ中地区首位のカージナルスを2ゲーム差で追っているカブスは、第2ワイルドカード争いでブルワーズに1ゲーム差をつけている状況。すでにハビエル・バエス内野手とクレイグ・キンブレル投手をケガで失っており、リゾの離脱はチームにさらなる打撃を与えることになる。

ジョー・マドン監督は「様子を見ることになる。そう長い離脱にはならない可能性もある。前向きでいようと思う」とコメント。クリス・ブライアント三塁手は「アンソニーは元気だったし、早期復帰を望んでいる。今後も彼は僕らにとって必要だ。ただ、どのくらいかかるのか分からない」と話した。(AP)