カブスのダルビッシュ有投手(33)が、7回6安打4失点で7敗目を喫した。2回1死から4回終了まで8者連続三振をマーク。1試合での8者連続は球団新記録だが「最近球もキレてますし、まっすぐもだいぶいいので。たまにはそういうこともあるでしょうけど、自信にはなると思います」と冷静に振り返った。

立ち上がりの1回、無死一塁からボットにカットボールを捉えられ、先制の適時二塁打を献上。その後、1死二塁からは4番アキーノに2ランを浴びた。「ボットのは仕方ないと思いますけど、アキーノにホームランを打たれたのはちょっともったいなかった。うまく打たれたと思います」。2球続けた直球を左翼席へ運ばれ、初回で痛い3失点を喫した。

13奪三振の力投を見せながらも、チームの連勝は5でストップ。ナ・リーグ中地区で首位カージナルスと2ゲーム差、ワイルドカード争いでも負けられない試合が続く。ダルビッシュは「今、誰がどういう結果であれ、チームが最終的に勝っていればOKな状態なので。こういうところで投げられるのは幸せなことですけど、勝ちたかったです」と悔しさをのぞかせた。