フィリーズのJ・T・リアルミュート捕手が19日、同球団で現役を終えることに前向きな姿勢を示した。MLB公式サイトが伝えている。

今季フィリーズに加入したリアルミュートは、2020年シーズン終了後にフリーエージェントとなる権利を有する。マット・クレンタクGMは18日、同捕手と今オフに複数年の契約延長を結ぶ可能性について「そう期待することは理にかなっている」と述べ、交渉に入るつもりであることを示唆していた。

リアルミュートは「キャリアの残りをここで過ごすことになっても、まったく異議はないよ。今はプレーオフ進出に向けて集中しているけど、オフシーズンに入ったら、その話し合いが待ち遠しくなるだろうね」とコメント。家族への球団の対応がトップクラスであることや、ファンの情熱、勝利にこだわり補強に積極的な姿勢などが気に入っていると述べた。

リアルミュートは19日試合前の段階で、打率2割7分6厘、34二塁打、3三塁打、25本塁打、82打点、91得点をマーク。1シーズンに25本塁打、80打点、90得点に到達した捕手は史上13人しかいないが、その1人となっている。また、「ファングラフス」によれば、選手の勝利への貢献度を表す指標である「WAR(Wins Above Replacement)」は5・7で、野手では11番目という高さを示している。