アストロズは先発右腕ゲリット・コール投手が5回を投げて4安打1失点、3四死球、10三振とし、キャリア最多の20勝目(5敗)をマーク。球団史上初となる16連勝を挙げ、チームの今季メジャー最多107勝(55敗)に貢献した。

コールはメジャーでは初となる9試合連続での2桁奪三振を記録し、完投ゼロで300奪三振を達成した初の選手となった。勝利数ではチームメートのジャスティン・バーランダー投手(21勝)にトップの座を譲ったが、防御率2・50、326奪三振はいずれもア・リーグ最多(奪三振数はメジャー最多)で、同リーグ個人3冠に迫る勢いを見せた。

そのコールは「これはチームの完璧な努力によるもの。打撃は申し分がなかったし、守備も素晴らしかった。ブルペンも僕をバックアップしてくれた。投球数を伸ばせるような状況にはなかったので、チームメートの援護が必要だったが、彼らがそれをやってくれた」と述べ、様々な記録については「考えたこともなかった」と話した。

A・J・ヒンチ監督は、レギュラーシーズン最終戦ということと、ポストシーズンを見込んだ状況とあって、投手にとってはタフな試合だったとコメント。「彼(コール)個人にとって、非常に重要なことだった。チーム全員が彼を応援していたよ。われわれは彼のためにリードを奪いたかったし、20勝目を与えたかった」と振り返っていた。(AP)