ドジャース前田健太投手(31)が、圧倒的な投球でナショナルズ打線をねじ伏せた。

同点とされた8回から3番手で登板。今シリーズ4度目の対戦となった5番ケンドリックからスライダーで空振り三振を奪うと、ガッツポーズと雄たけびを上げた。

続くジマーマン、ゴメスもスライダーで空振り三振。ジマーマンに投じた3球目の直球は、今季最速の95・6マイル(約153・9キロ)をマークした。

3者連続三振で、相手に傾きかけた流れを断ち切り、こん身のガッツポーズ。三振を奪うごとに雄たけびをあげた前田の気迫につられるように、観客も一斉に湧いた。

2番手のエース左腕カーショーが8回に3番レンドン、4番ソトに連続本塁打を浴び、同点とされた直後の登板。相手が勢いづく中、前田が3者連続三振で完璧に火消しした。