ドジャースが、ナショナルズとの地区シリーズ第5戦で延長の末に敗れ、敗退が決まった。

エースのカーショーが連続本塁打され追いつかれた8回無死、前田が3番手で登板。宝刀スライダーで3者連続三振を奪ったが、勝利に結びつかなかった。「悔しい気持ちが一番。ナショナルズが勝負強さで上回った。自分が良くても、チームが負けるというのは一番悔しいこと」と気丈に振り返った。

直球は今季最速の95・6マイル(約153・9キロ)。「こういう状況で出せるというのが自分の強みだと思う。内容的にはすごく良かった」と最後まで全力を尽くした。今プレーオフでは4試合に登板し、4回2/3を無失点。「この負けを糧にして、また来年、勝てるように、成長できるようにオフをしっかり過ごしていきたい」。無念を胸にしまい19年シーズンを終えた。(ロサンゼルス=斎藤庸裕)