ヤンキース打線は毎回のように走者を得点圏に進めながら、先発ゲリット・コール投手の前に7回まで無得点。8回にグレイバー・トーレス二塁手のソロ本塁打で1点を返したが、反撃は及ばなかった。

地区シリーズのツインズ戦でグランドスラムを放つ活躍を見せていたディディ・グレゴリアス遊撃手は、4打数無安打と沈黙。初回に満塁のシーンを迎えたがニゴロに倒れ、一、二塁に走者を置いて迎えた5回の逆転チャンスでは右翼に打球を放ったものの、ボールはフェンスを越えず、ジョシュ・レディック外野手に捕球された。

グレゴリアスは「試合の大部分が自分の肩にかかっていたが、期待に応えることができなかった。だから、失敗したのは自分だ。チーム全体じゃない」とコメント。自身に非があったと語った。

この日4打数1安打に終わったアーロン・ジャッジ右翼手は「ゲリット・コールがやっているような素晴らしい投球に対し、ストライクゾーンから外れたボールを打ちにいったら、ピンチに立たされてしまう。だから、肝心なのはちゃんと立て直し、ボール球に手を出さないようにすること。自分たちがすべきことはそれだ」と話していた。(AP)