ヤンキースがアストロズに敗れ、対戦成績は1勝3敗となり、王手をかけられた。

悪天候のため、1日順延された第4戦が行われ、先発したヤンキース田中将大投手(30)は、6回途中4安打4失点(自責3)2四球1奪三振の内容で、1-3と2点をリードされた状況で降板。敗戦投手となった。

1回は2死から四球を与えたものの、無失点に抑え、まずは順調なスタートを切った。

その裏、ヤンキースは2死満塁から押し出しの四球で1点を先制した。

2回は、5番以下を3者凡退に仕留めた。

ところが3回、ストレートの四球、安打で一、二塁とピンチを迎え、1番スプリンガーに逆転3ランを浴びた。さらに、連打で無死一、三塁のピンチを背負ったが、その後は気迫の投球で投ゴロ、右飛、左飛に打ち取り、追加点は許さなかった。

4回は、下位打線を8球で3者凡退に仕留めた。

5回は、1番からの好打順を3者凡退に抑えた。

6回、先頭ブレグマンの一ゴロをラメーヒューが失策した後、交代した。

その後、救援グリーンが3ランを浴びたため、田中は計4失点(自責3)となった。

田中の球数は85球。

その後、ヤンキースは6回にサンチェスの2ランで3点差に迫ったものの、終盤には内野守備の乱れなどで追加点を許した。

試合後の田中は「細かい制球がイマイチで、なかなか追い込んでも仕留められなかったという部分はありました。スプリンガー(3ラン)に対して、あのボールはもう少し低く投げきれなきゃいけなかったところが、ちょっとストライクゾーンに入りすぎてしまった部分はありました。結局、細かいコントロールに今日は苦しんだというところが大きかったです」と、淡々と振り返った。

また、次戦以降で登板する可能性について「どうなるかもちろん分かんないですけど、行けと言われたところで行くのは当然です。その準備はしっかりしたいと思います」と話した。

なお、第5戦は18日(同19日午前8時8分開始予定)、ヤンキースが左腕パクストン、アストロズが右腕バーランダーの両先発で行われる。

▽ヤンキース・ブーン監督 田中はよく戦った。ただ、奪三振が少なかったように、相手がうまくコンタクトしてきた。(内野が4失策と)今夜はみっともないプレーだったのは、他に説明のしようがない。だが、我々はまだ終わったわけではない。