右肘の内側側副靱帯を痛め、トミー・ジョン手術を勧められていたヤンキースのアーロン・ヒックス外野手(30)が、手術を受けることはないとの見解を示した。MLB公式サイトが伝えている。

ヒックスは8月3日のレッドソックス戦で右肘を負傷。9月にセカンドオピニオンを受けた結果、トミー・ジョン手術を受ける必要があると診断されていた。

今季絶望かと思われたヒックスだが、しばらく欠場した後にスローイングを開始すると、治療を続けながらもア・リーグ優勝決定シリーズのロスター入り。18日に行われたアストロズとの第5戦では3ランを放って勝利の立役者となり、ヤンキースはワールドシリーズへの望みをつないだ。

ヒックスはチームが第6戦で敗れた後、トミー・ジョン手術を勧められたことを認めたが、その必要はないような気がするとコメント。「現時点では、大丈夫だ。様子をみることにする」と述べると、「僕としては今のところ、トミー・ジョン手術は考えていない。とてもいい感じで投げられているし、手術は受けないと思う」と語った。