メッツの新監督候補となっているカルロス・ベルトラン氏について、かつてともにプレーしたアストロズのカルロス・コレア内野手が、「素晴らしい監督になる」と太鼓判を押した。MLB公式サイトが伝えている。

情報筋によると、メッツは復数の候補者とすでに2度目の面談に入っており、2005年から11年までメッツでプレーしたベルトラン氏もそのひとり。20年間の現役生活で成功を収め、殿堂入りが確実視される同氏だが、メジャーはおろか、どのレベルにおいても監督を務めたことがない。

しかし、17年にアストロズでベルトラン氏とともにワールドシリーズ優勝を経験したコレアは「彼は素晴らしい監督になるだろう」と明言。同氏について「選手ではあったけど、コーチのようでもあった。僕らに適切なプレーの仕方を教え、相手投手や相手チームをどう研究するか教えてくれた。これまで会ったなかで最も頭の切れる1人」と語った。また、同氏がアストロズ時代に作り出したチームの雰囲気は今も継承されているとし、「監督になったら、きっと大変革をもたらすと思う」と期待を寄せた。

メッツはベルトラン氏のほか、ジョー・ジラルディ氏、元阪神のエドワード・ペレス氏、ルイス・ロハス氏らを2度目の面談に呼んだとされている。ジラルディ氏は09年にヤンキースをワールドシリーズ制覇に導くなど、候補者のなかでは最も豊富な監督経験を有するが、フィリーズとの2度目の面談にも進んでおり、メッツのオファーを承諾する保証はない。(AP)