ブレーブスは14日、ジャイアンツからフリーエージェント(FA)となっていた救援左腕ウィル・スミス投手(30)と3年総額4000万ドル(約43億4000万円)の契約を結んだ。2023年については球団オプションとなっている。

今季初めてオールスターに選出されたスミスは、背中の問題で出場機会が限定されたものの、治療を受けながらマウンドに立ち、63試合に登板。6勝無敗で防御率2・76を記録し、キャリア最多の34セーブを挙げた。左打者を打率1割5分7厘に抑え、70打数で許した長打はわずか2本と、左打者への強さを見せた。

ナ・リーグ東地区王者となったブレーブスだが、地区シリーズ第1戦では終盤に登板したルーク・ジャクソン投手、マーク・メランソン投手が相次いで攻略されて黒星に。2勝して迎えた第4戦でもシェーン・グリーン投手が打たれて勝利を逃し、第5戦では初回に10失点していた。

ブルペン勢の不安定さを受け、補強に動いていたブレーブス。FAとして今オフ4人目の契約を交わしたスミスがチームを変える役割を担うと期待されている。(AP)