MLBが来季から、複数の大きなルール変更を行うことを決めたと、マンフレッド・コミッショナーが11日、発表した。投手は打者3人以上か回を終了するまで投げなければならず、ワンポイント登板が基本的にできなくなる。これについてはエンゼルスのマドン監督が異を唱えるなど、監督の間から反対意見が多く出ていたが、すでに選手会の同意を得ており予定通りの実行となる。この他、二刀流として登録されていない野手に対する登板規定も導入。野手が登板した試合は今季、前年より大幅増となったが、新ルール導入により減少が見込まれる。

負傷者リスト(IL)は投手のみ、10日間のものが16年シーズンまで適用していた15日間に戻される。これは先発投手を休ませるために登板を1度飛ばす目的で10日間のILを利用するケースが目立ったため。ドジャースが前田ら先発陣にこの手段を多く用いていたが、来季から投手運用の変更を迫られることになる。