レッズの本拠地グレートアメリカンボールパークはオハイオ州シンシナティ市、オハイオ川沿いの中心部にあり、市街地は徒歩圏内と便が良く、観光と野球観戦を兼ねて行くには絶好のロケーションだ。しかもオハイオ川を挟んですぐ隣にケンタッキー州があり、2つの州を楽しめて「1粒で2度おいしい」気分になる。

筆者は以前、ケンタッキー州側に宿泊し、オハイオ川の橋を渡って徒歩で球場まで通ったことがあるのだが、ローブリング橋というこの橋がすごい。全長約322メートルもあり、景色を眺めながらゆっくり歩いていると渡りきるのに15分はかかる。シンシナティ側に近づくと大きな球場がきれいに見えてきて、そのあたりが自撮りをする絶好のインスタ映えスポットになる。

シンシナティの市街地には最先端の建造物に紛れて古い商店や酒場などがあり、米国中部の歴史ある都市の雰囲気が楽しめる。1960年にオープンした老舗のドーナツ店「ホルトマンズ」は有名で、カラフルなトッピングでかわいいドーナツがお勧め。シンシナティは小都市のイメージかもしれないが、実は市街地は全米28位の人口30万人を抱える都会。野球ファンは熱心で、球場に併設されている球団殿堂博物館もにぎわっている。